宮崎県の農業向け気象情報サイトが改ざん – 閲覧でマルウェア感染のおそれ
Security NEXT – 2013/01/22

宮崎県と宮崎地方気象台が連携して運営する気象情報サイト「宮崎農業気象Web Service」が改ざんされ、閲覧することによりマルウェアへ感染する可能性があったことがわかりました。

宮崎県の農業関係者向けサイトをどれだけの人が利用しているのかよくわからず、ずいぶんとピンポイントな攻撃ぶりなのではないかと思ってしまいますが、改ざんされたページへアクセスしてマルウェアに感染すると、「ウイルスに感染した」という内容のメッセージが英語で表示されるうえ、偽セキュリティ対策ソフトの購入を迫るということで、どうやらクレジットカード情報を詐取するのが目的のようです。他のアプリケーションソフトウェアが使用できなくなるというおまけまで付いていて、まさに踏んだり蹴ったりの状態に陥ってしまうことになります。

既に同サイトは修復されて、現在は感染の心配はなくなっているようですが、前日には鹿児島県で「桜島フェリーのサイトが改ざん」というニュースがありました。
改ざんされたのはどちらも1月13日と同じ日のようでが、南九州地域の公的サイトがが標的にされているのか、単なる偶然なのか、あるいはここからさらに被害が広がるのか、ちょっと気になります。

 

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