貴重品は身につけて車を降りましょう
車上荒らしでPCなどを盗難、遠隔からデータ消去 – NPO法人
Security NEXT – 2013/01/18
人材育成などの活動を行っているNPO法人のコモンビートは、職員が昨年末に車上荒らしの被害に遭い、個人情報を保存したパソコンなどが被害に遭ったことを明らかにしました。
最近の車上荒らしは、現金やバッグだけではなく、PCの中身(データ)も標的にすることが知られています。
個人情報を窃取して、転売するのが目的のようで、ともすれば、現金そのものを盗むよりも高額な金銭が入手できる可能性があるという背景があるようです。
このような個人情報の窃取を狙った犯罪は、個人情報の保護に関する法律(個人情報保護法)が施行された前後から目立ち始めたように思います。
普通に取り扱われていた名簿などが保護の対象となり、表に出ることがなくなってしまったため、貴重なもののように位置づけられることにより、犯罪者にとっては「宝の山」と見られているのでしょう。
サークルや同好会では、以前は当たり前のように名簿が作成され、参加者同士で回覧していましたが、現在では名簿を作成しても、主催者や幹部どまりで、一般参加者に配布されることがなくなりました。
趣味を同じとする者の集まりでもこの始末ですから、企業が扱う個人情報となると、なおさらでしょう。
個人情報を取り扱う企業や個人は、その取り扱い方法について神経質なまでに注意を払い、その間隙をつくように、本件のようなインシデントが発生します。
今回の事件では、窃取されたPCを遠隔操作でロックや内容を消去を施したということですから、技術的な対策をとっていたために犯罪の拡張を防止できたのかも知れませんが、その前に、残念ながらこの職員には「盗まれて困るようなものは車中に残して離れてはいけない」という基本姿勢と、個人情報を取り扱うものとしての注意の意識が欠如していた、と言わざるを得ません。
一方で、窃取した個人情報を高く買い取る業者が居ることも問題として取り上げておきたいと思います。
せっかく盗んだところで、転売できないのであれば犯罪の対象となることもなくなるのでしょうが…
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