企業の健康診断、ネットセキュリティ版
ネットエージェント、企業向けに「セキュリティ健康診断」を提供 – セキュリティ体質の改善を支援
Security NEXT – 2013/05/08
国内における「ネットワークセキュリティ」専門企業のパイオニア、ネットエージェント株式会社は、企業の健康状態（セキュリティ面の課題）を簡単に調査・レポート化できるサービス「セキュリティ健康診断」の提供を開始しました。
このコラムでも毎回話題に事欠かないように、企業を取り巻く情報環境は複雑化し、標的型攻撃など外部からの脅威の高度化や、Webサービスの広がりや、スマートデバイスの導入といった環境の変化など、多面的かつ適切なセキュリティ対策を実施する必要に迫られていますが、今回発表された「セキュリティ健康診断」は、企業の「セキュリティ実態」をレポート化することで企業の課題を明らかにし、企業にとって適切なセキュリティ対策の第一歩を支援するもの、ということです。
調査内容は「ヒアリング調査」と「ネットワーク通信調査」なのですが、情報セキュリティ担当者だけでなく、ユーザー部門の従業員にもヒアリングを行い、システム面の課題だけでなく、従業員の業務姿勢や実態をチェックして、潜在的なセキュリティリスクを分析する前者を「問診」、専用機器を使用し、不正通信となり得る内部通信の有無や、危険性のある通信の存在度合いを統計グラフ化する後者を「レントゲン」と表現しているところがユニークで、まさに「健康診断」ですね。
「企業の診断」といえば、他にも財務や法務など、経営を巡る診断項目は多数ありますが、今回の「セキュリティ健康診断」は、さしずめ脳神経を徹底的に検査する「脳ドック」といったところでしょうか。
価格は9万9750円とのことですが、人間の「脳ドック」にかかる費用は３?８万円ですから、上限に近い高品質な検査を期待したいところです。
勿論、検査するだけでなく、問題が発覚した場合には放置することなく、即時に対策をとる必要があることは、言うまでもありません。
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