情報共有は節度をもって

ファイル共有ソフトに「おとりファイル」、注意喚起の実証実験 – 総務省
Security NEXT – 2013/01/28

総務省は、ファイル共有ソフトを経由した違法コンテンツ流通している問題に対処するため、2月中旬までの期間限定で「おとりファイル」を利用した注意喚起の実証実験を実施します。

違法コンテンツを装った「注意喚起ファイル」をネットワーク上にアップロードし、ユーザーがダウンロードしてファイルを開くと、著作権侵害が違法行為であり、刑罰の対象になるという内容の注意喚起文が表示され、侵害行為をやめるよう促す、というもので、同一名称のファイルが複数アップされるようです。

ひとは、自分の趣味趣向を友人と共有することで、より深い歓びを覚えるものです。
筆者も子どもの頃から、気に入った本やレコード(当時)を教室に持ち寄って、貸し借りをして共感したり自慢しあったりしたものです。

ファイル共有ソフトには、メジャーなところでは「Winny」や「Share」などがありますが、これらを利用したくなる心理というのは、どうもこういった子どもの頃の「みせあいっこ」の延長線上にあるような気がします。
ただ違うのは、相手が不特定多数で顔が見えない、という点ですが、動機が単純なのと、簡単に使えてしまう特性が、違法性を意識する余地を排除するだけでなく、権利者側からの注意喚起に反発する風潮も助長しています。

ユーザーとしては、ファイル共有ソフトの問題には、このような違法行為の他にも、共有性を逆手にとった個人情報の流出、窃取という深刻なものもあることを十分に認識して、自身のコントロールがある程度可能な範囲での公開・共有に留める必要があると思います。

今回は「実証実験」ということで、注意喚起ファイルが実際にダウンロードされた件数や、侵害コンテンツのダウンロードに対して抑止効果があったかなどが検証されるそうですが、その結果の公開も、宜しくお願いします。

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