自信過剰な人ほど”フィッシング”や”不正利用”被害に遭いやすい傾向

自信過剰な人ほど”フィッシング”や”不正利用”被害に遭いやすい傾向

作成日時 : 2012/09/28 13:31

IPA(独立行政法人情報処理推進機構)

IPAが9月13日公開した、技術レポート「テクニカルウォッチ」によると、情報セキュリティ被害を低減する要因は「メールの添付ファイルやWebサイトでの安易なダウンロードに注意するといった意識的な対策を実施していること」、「情報セキュリティに関する情報を収集・処理できること」の2つであることが示され、自信過剰な人ほど、”フィッシング”や”不正利用”などの情報セキュリティ被害に遭いやすい傾向があることも判明しました。

IPAでは、2005年度から10回にわたって「情報セキュリティの脅威に対する意識調査」を実施して、データを分析しているそうです。

被害低減の2つの要因というのは、普通に考えれば誰でもやっていそうなことですが、ついつい忘れてしまいがち。頭では分かっているけどなかなか…という例のあれでしょうかね。

普通の対策をやっている人の裏をかくというか、さらにその上を行く、というのが、フィッシングのような引っかけ問題を作る人の腕の見せどころですから、いわゆる普通の人こそがやられてしまう、ということなのではないでしょうか。

つまり、自信過剰の人が被害に遭いやすい、のではなく、何気なく普通に使っている人こそが将来の被害者候補、ということになるような気がするのです。

SNSのように「気軽に」利用できるネット環境が普及するほど、防災意識の防壁は低くなっていくのでしょうか。

どこから、そしてどこまで、「意識的な対策を実施」すればいいのか。
そこが問題なのです。

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