SNSの「なりすまし」にご注意、サービス連携を逆手に取る手口を確認

SNSの「なりすまし」にご注意、サービス連携を逆手に取る手口を確認
ITmedia エンタープライズ 10月1日(月)18時21分配信

情報処理推進機構(IPA)は10月1日、月例のセキュリティ注意喚起としてSNSのサービス連携機能を悪用する「なりすまし」犯罪が増えていると呼び掛けた。

「覚えがないの記事を勝手に投稿された」という現象らしい。

現象の中身の細かい内容は省略するが、どうやらSNSのサービス連携機能を悪用されて起きているものらしい。

異なるサービスに何度もログインしなおさなければいけない手間を省くのが目的のサービスだが、こういった「便利さ」「手軽さ」を逆手にとるのが、サイバー攻撃者の常套手段である。

「勝手に投稿された」というだけでも、人格を乗っ取られたような居心地の悪い気分になるだろうが、それだけでは済まないのが、ネットの世界である。

「なりすまし」で投稿されたということは、要するにアカウントが乗っ取られていることになる。

そうなると、容易に想像できるのが、フィッシングの被害やマルウェアのばらまきといった、次なる行動だ。

アカウントを曝け出した状態で、そんなことをする訳はないから、「なりすまし」の被害者だということはすぐに分かるだろうが、自分の名を騙って違法な行動をされたのでは、たまったものではない。

IPAでは、対策として(1)不要な連携サービスを取り消す、(2)他者の投稿にあるリンクを安易にクリックしない、(3)連携サービスを許可する前に評判などを確認する――といった方法を紹介している。

自己防衛の最善の対策とは、今も昔も「君子危うきに近寄らず」である、ということを、またもや確認させてもらった。

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