あなたも私も当事者です

メール誤送信でサイト利用者のアドレス流出 – 国土地理院
Security NEXT – 2013/05/14

メール誤送信によるメールアドレスなど個人情報の流出事案が相次いで発生しています。

5月10日には国土地理院がウェブサイトからファイルをダウンロードした利用者162人に、ファイルに不備があったことを通知するメールを、受信者相互感ででメールアドレスを確認できる状態で送信していたことが明らかになりました。

リンク先のSecurity NEXTでも、4月に2件、3月に３件、2月には5件といった具合に、同様の事案を扱っており、いずれも共通しているのは、送信者である企業や団体の操作ミスであるということです。

今回報道された国土地理院のケースは、ユーザーのアドレスをBccに設定すべきところを、ToまたはCcで送信してしまったことに原因があるものと思われますが、その他にも、配信リストの作成ミスや、メール配信プログラムの設定不備などが原因となっていました。

被害にあった数は、11件から7204件と規模にばらつきがあり、被害にあった個人情報の項目も、アドレスのみから氏名・住所・電話番号など個人を特定できる状態のものまで様々でしたが、数や項目の多少で事の軽重を測ることは許されません。

これだけ同じことが繰り返されているということは、これからも、どこかで誰かが加害者になってしまう危険性が潜んでいる気がしてなりません。

当事者たる企業・団体にとどまらず、全ての事業者・個人は、一連の報道を、当事者意識をもって、他山の石として肝に銘じる必要があるのだと思います。

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