基本の「き」
大阪府、倉庫から防災情報入りPCがなくなる – ロック解除用USB端末も
Security NEXT – 2013/05/17
自治体や教育機関など公共団体から個人情報が窃取・流出または紛失といった事案も、最近目立って公表されています。
大阪府では、砂防情報管理システムに使用していた、約2700人分の個人情報を含むノートパソコンが所在不明になっていることが判明しました。
同府富田林土木事務所の物品倉庫に保管していたノートパソコン1台が、システムロックの解除に用いるUSB端末とともに、ケースごと所在不明となっているというものです。
問題のパソコンがどのような状態で保管されていたのかは不明ですが、ニュースの文面を見る限り、保管状況や確認態勢に問題はなかったのでしょうか。
砂防情報管理システム更新のため預けていたパソコンが、委託先から納品されたのが2月末で、紛失に気が付いたのが4月に入ってからということですから、その間は倉庫に保管したまま、一度も使用していなかったと推測でき、使用頻度はかなり低いものであったようです。
そうはいっても、土地所有者の氏名・住所など個人情報が保存されていることや、防災情報管理に使用する重要なシステムであるからには、相当の注意をもって取り扱う必要があるものと思いますし、ロック解除ツールが同じ場所に保管されていたという保管方法も、お粗末としか言いようがありません。
また、長期間未使用な状態が続くことにより、可動性が低下する危険性についても、どのように考えていたのか疑問を覚えます。
公共団体であること、防災システムという緊急性の高いシステムを扱っていることをしっかりと認識して、パソコンの保管・使用態勢、個人情報取扱方法を、根本から見直して、継続性のある職員の再教育を実施する必要があります。
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