個人情報記載の書類が強風により飛散、一部回収できず – 農水省
Security NEXT – 2013/04/16

農林水産省北陸農政局は、富山地域センターにおいて、4月9日に書類を車へ積み込む際、強風により個人情報含む書類が飛散し、一部を紛失したと発表しました。

同日の富山地方の気象状況は、日中から夕方にかけての風速が10?13mと記録されています。直前の4月6日から8日にかけては、爆弾低気圧の通過に伴って激しい雨と暴風によって太平洋側の各地に影響がもたらされたのが記憶に新しいところですが、9日の北陸地方の強風も、この低気圧による影響の残りだったのでしょうか。

紛失したのは、経営所得安定対策交付金の交付申請書で、2012年に加入申請した農家の氏名、住所、電話番号、生年月日などが記載されていたということです。

それにしても、暴風雨がもたらす被害と言われれば、土砂災害や河川の増水、交通機関の混乱などを思い浮かべますが、個人情報の紛失という被害は珍しいのではないでしょうか。

一方で、自然災害や交通への影響は手の施しようがないものの、「書類の飛散による個人情報の紛失」という事態は、ほんの少しだけ一般的な常識と想像力を持ち合わせていれば、避けようがあったのではないかとも思います。

同局では飛散した書類の回収を進めるとともに、対象となる農家に説明と謝罪を行ったとのことですが、再発防止策をしっかりと講じて、徹底していただきたいものです。

 

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