ニセの請求には応えないこと

「不正B-CASカード」の購入者に示談金要求する詐欺 – 購入者リスト流出か
Security NEXT – 2013/06/24

表現は様々あれど、「これ一枚で有料放送が観放題の万能B-CASカード」のような言い回しで「不正カード」の購入を勧める迷惑メールを受信した方も多いのではないかと思います。

筆者のところにも、複数の発信元から大量に送りつけられた時期がありました。

これが違法行為であることは明らかで、販売勧誘メールが下火になるのと時期を同じくして、販売業者の摘発に関する報道が目に留まるようになりましたが、今度は、購入者に対し、示談金の要求に見せかけた詐欺が発生しているようで、正規のB-CASカードを発行するビーエス・コンディショナルアクセスシステムズが注意を呼びかけています。

同社によると、有料放送が無料で視聴できる不正カードの購入者宛に、「NPO法人全国放送保護協会」を名乗る団体から「告発通知」とされる書面が届くケースが多発していおり、到着後10日以内に示談金24万5000円を指定口座に振り込まないと、警察への告発や損害賠償請求の手続きを行うとする内容です。

本人が不正カードの購入したかどうかを公表するとは考え難いですから、違法商品を売付けた販売業者自身が再びカモにしようとしているか、当局の摘発を恐れた業者が購入者リストを有償で横流しし、それが悪用されている可能性もあります。

販売勧誘メールの内容をまじめに読んだことがないので、正確には憶えていませんが、「違法性」を伏せて購入を促す表現もあったかも知れませんが、程度の差こそあれ、購入した当人も違法であることを認識しているのではないかと思います。

今回のケースは、そのようなユーザー心理の弱みを突くと同時に、アダルトサイトの利用料金ニセ請求や、振り込め詐欺の「カモリスト」といったカビ臭い古典的な手法を組み合わせており、巧妙かつ悪質な犯罪です。

正規カードを発行するビーエス・コンディショナルアクセスシステムズは、「同社が電話や書面でこのような要求を行うことはない」として注意を呼びかけています。

このような「ニセ請求」を受けても、焦らず、冷静に、毅然とした対応をとりましょう。

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