三菱東京UFJ銀、ネットバンキングログイン時に情報を盗み出す新種ウイルスを警告
ITpro　2012/10/27

三菱東京UFJ銀行は2012年10月26日、同社のインターネットを利用したオンラインサービス「三菱東京UFJダイレクトインターネットバンキング」へのログイン直後を狙って情報を盗み出そうとする新種のウイルスが出現していることをアナウンスし、ユーザーに警戒を呼びかけました。

これまで、銀行をはじめ金融機関を装ったネット犯罪というと、なりすましメールを送りつけて偽のサイトに誘導し、パスワードを窃取するというような手口が知られていますが、今回は正規のサイトにログインしたにもかかわらず、その後不正な動きをするというもので、似たような犯罪による被害が、三井住友銀行やゆうちょ銀行といった他の金融機関でも発生しているようです。

インターネットバンキングは、窓口での対面手続やATM操作に比べると、自宅に居ながら簡単に手続きができるため、画面指示に従って気軽に入力してしまいがちですから、そういったユーザー心理を悪用しているのかもしれません。

このような犯罪に巻き込まれると、預貯金の残高を根こそぎ持ち去られてしまう上、非合法な用途に利用されるのは、まず間違いないでしょう。

善意の一市民としては、ログイン画面以外でパスワードの入力を求められたり、「確認番号表（乱数表）」に記載されている全ての数字の入力を促すような画面が表示されたら、入力はせずにコールセンターなどに相談する等のほかに、目下のところ自己防衛の手段はは無いようです。

 

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