凄腕の守護神

トレンド、仮想環境で不審ファイルを分析、相関関係を可視化する新製品
Security NEXT – 2013/06/28

 

トレンドマイクロは、同社製品と連携して標的型攻撃への対策を支援する「Deep Discovery Advisor(DDA)」を8月26日に発売する、と発表しました。

サンドボックスを用いた不正ファイルの検証や、収集した情報の相関分析により脅威を可視化するハードウェアアプライアンス(専用コンピュータ)で、同社のメールゲートウェイ、ウェブゲートウェイと連携し、分析結果に応じて脅威を含むURLやIPアドレスへの通信を遮断する、といった機能を備えています。

サンドボックスというのは、システム全体に影響を及ぼさない「保護された領域」のことで、外部から受け取ったプログラム等をこの領域で動作させることで、不正な操作を未然に防ぐセキュリティモデルで、語源はその名の通り「公園の砂場」なのだそうです。

セキュリティの仕組みで言えば、まずファイアウォールで不正な攻撃をシャットアウトし、そこをすり抜けてきたプログラムをサンドボックスで検証する、ということなのでしょう。

同社の説明によると、この製品によって「脅威を点で捉えるのではなく、相関性を洗い出す」ことが可能になるということで、「標的型攻撃への対策は、個々の攻撃手法やツールに応じた対策は大前提。さらに攻撃基盤と通信の特徴など関連性から危険を察知する必要がある」と相関分析の重要性を指摘しています。

この頼れる守り神の導入費用は、「ハードウェア3年保守版」が、1,488万9,000円、「ハードウェア5年保守版」:1,583万4,000円、次年度以降は更新が必要で、661万5000円/年なのだそうです。

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