万一のときは保険でカバー

AIU、ワールドワイドで情報漏洩に対応する損害保険 – 調査費用や逸失利益もカバー
Security NEXT – 2012/12/17

AIU保険会社は、日本国内に本社を置きグローバル展開する企業向を対象として、ワールドワイドでサイバー攻撃の被害を補償する損害保険「CyberEdge」を提供開始します。

この保険は、国内外の拠点がサイバー攻撃を受け、情報漏洩が発生した場合に損害賠償金を補償する、という内容です。

JNSA(NPO日本ネットワークセキュリティ協会)の「2011年 情報セキュリティインシデントに関する調査報告書」によると、昨年の個人情報漏洩インシデントの件数は約1500件、想定損害賠償総額は約1900億円ですから、一件あたりの平均想定損害賠償額は約1億3千万円となります。

ただし、これは損害賠償額の試算に留まっており、実際にはネットワークログ等のフォレンジック調査や行政対応、謝罪広告の掲載等や業務中断に起因する逸失利益などの経済的損失が発生しますから、ひとたび漏えい事件が発生させてしまうと、その企業が被る損害は相当な
「個人情報漏洩」をカバーする保険は、国内損保会社からも発売されていますが、それらの多くが日本国内に於けるインシデントを対象としているのに比べて、「CyberEdge」は「ワールドワイドで補償」するところが特徴のようです。

事故発生時に、各国のセキュリティ専門機関を紹介し初期対応をサポートしてくれるというサービスもありがたいですね。

海外AIGグループでは既に海外30カ国で、日本に先駆け提供されている実績のある商品だということです。

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