あなたの職場、仕事にスマホ持ち込み可ですか?

職場の私用スマホ、持込形態は「なし崩し型」など5種類 ? JSSECまとめ
Security NEXT – 2012/11/19

日本スマートフォンセキュリティ協会(JSSEC)は、個人で所有するスマートフォンが職場に持ち込まれるパターンについて分析し、課題などを取りまとめ、公開しました。

BYODへの関心が高まる一方、組織が導入するにあたっての、環境整備や利用ルール策定の普及は遅れているため、同協会が公開しているセキュリティガイドラインの補足資料として用意されたということです。

スマートフォンセキュリティ協会なるものが既に存在していることは、今回の報道で初めて知りましたが、BYOD(ビー・ワイ・オー・ディー)という単語にもあまりなじみがありません。

Bring Your Own Deviceの略で、職員が個人保有の携帯用機器を職場に持ち込み、それを業務に使用することを示す言葉だそうです。
いつ頃から使われている言葉なのでしょうか。

ネット上を検索してみても、1年ほど前までしか遡れないので、どうやら今年に入ってから広まり始めた概念なのかも知れません。
さてこのBYODは、確かにワークスタイルに変革をもたらすものでしょう。

企業にとっては、ハード導入にかかるコストの削減や効率化の推進が期待できますし、職員にとっても普段から使い慣れている機器が使用できる、データの一元管理ができるなどのメリットが考えられる一方で、冒頭のようなデメリットもあり、特に企業にとってはセキュリティの確保が難しいために、いったんは導入したBYODを一転禁止した、という企業もあるようです。

扱うデータの多寡、軽重の違いは業種によって、あるいは職種によっても異なりますから、新しいワークスタイルを積極的に問いいれる企業があっても良いとは思いますが、どうかコストなどの一面的なメリット享受に走ることなく、セキュリティ確保の重大さを強く意識して検討していただきたいものです。

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