愛知教育大学、学生238名分のレポートを誤ってWeb上に公開
個人情報を含む学生238名分のレポートを誤ってWeb上に公開(愛知教育大学)
ScanNetSecurity 10月11日(木)15時22分配信
国立大学法人愛知教育大学は9月25日、同大学の教員が管理するWebサーバの設定ミスによって学生のレポートがWeb上に公開されていたことが判明したと発表した。
レポートには学生の氏名や学籍番号といった個人情報が含まれており、4月から約半年間誰でも見られる状態にあったのだそうだ。
大学側は不正使用などの被害は確認されていないと言っているようだが、悪用されないまでも、半年もの長期にわたって実名と学籍や専攻科目など、まさに個人情報が、本人の意志とは無関係に晒されていたということに、精神的に耐えられないという学生もいることだろう。
もし(今のところ)実害がないから問題ないと考えているのなら、その感覚こそに問題があるといわざるを得ない。
今回の事件の発見の端緒も、学生本人が自分の名前をキーワードにして検索したところ、提出したレポートが表示されたことにあるのだから、管理態勢が杜撰であったという以外コメントができない。
このように一旦衆知のものとなった個人情報は、元データを非公開にしても、半永久的にネット空間を彷徨い続けるものである。
今後どの様な現象が実害としてでてくるのか、あるいは出てこないのかは分からないが、職務上個人情報を扱う可能性がある者は、どの情報をどの様に管理しているのかを細かく把握しておき、定期的に見直しをするというのが基本である。
大学関係者は、管理態勢と運用方法を根本から策定し直し、再発防止策を徹底するよう、強く要請する。
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