ヒューマンエラーは続いています
メルマガ送信時に誤ってCC利用、メルアド流出 – 大阪市委託先
Security NEXT – 2013/06/03
同じ話題を何回も取り上げると、楽をして誌面を稼いでいるみたいなのであまり気乗りがしないのですが、取扱者の不注意に起因すると思われる個人情報の漏えい、紛失、車上荒らし等に関する記事が、5月30日から6月3日までの3営業日で7件も発表され、あまりにも目立っているので、また取り上げざるを得なくなってしまいました。
題記のニュースは、執筆時点で直近の記事として取り上げましたが、これを含めて、類似の事案はざっと以下の通りです。
大阪市の女性向け就業支援事業「大阪市しごと情報ひろばマザーズ」で、利用者80人分のメールアドレスが流出。
関西アーバン銀行で、国庫金振込明細表やATM振込明細表など、客情報約7万3000件が記載された帳票が紛失。
NTT西日本の従業員が車上荒らしに遭い、8人分の顧客情報が鞄ごと盗まれた。
長野県で、精神科受診者への医療費扶助に関する書類、およびCD-ROMを紛失し、のべ2万9431件の個人情報の所在が不明になっている。
青森県のみちのく銀行で、取引開始時に顧客が提出した本人確認書類を含む書類の一部が所在不明になっている(対象は140件)。
北海道から東北地方にチェーン展開するスーパーマーケットラルズで、顧客情報103件含むギフト伝票を紛失した。
事案発生の要因としては、原因が特定できない「推定誤廃棄」が4件と一番多く、全国ニュースとして報道された案件も含まれます。
また、盗難・車上荒らしが2件、そしてこのコラムで以前取り上げた送信時のメール設定ミスも1件ながら、未だに発生しています。
前回は年度末から年度始めの時期にあたったことで、事案の棚卸的な意味合いで発生件数の多さが目立ったのかと思っていましたが、この時期にあっても多く発生しているということは、季節的なものではなかったということなのでしょうか。
もう少し様子を見ないとわかりませんが、個人情報の所在確認は定期的に行い、取扱担当者はより一層真剣に取り扱わないといけません。
誰もが加害者になってしまう可能性があることを肝に銘じて、しっかり対処しましょう。
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