メーカーに見放されたユーザーは、独自に対策を
IE 9」以前、ローカルXMLファイルの処理に脆弱性 - 修正予定なし
Security NEXT – 2013/06/07
脆弱性情報サイト「JVN」が公開した情報により、「Internet Explorer 9」やそれ以前のバージョンにおいて、「XMLファイル」の処理に脆弱性が存在することが判明しました。
XML(ExtensibleMarkupLanguage)は、インターネット上で様々なデータを扱うのに便利なマークアップ言語ですが、ソフトウェア間の通信・情報交換に用いるデータ形式や、様々な種類のデータを保存するためのファイルフォーマットなどの定義に広く使われているため、悪用されると情報が漏洩するおそれがあるということです。
具体的には、ローカルディスク上に保存された悪意あるXMLファイルを、脆弱性が存在する「IE」で開くと、ローカルディスク上に保存されている他のデータが読み込まれ、外部に漏洩するおそれがあるということです。
IEのバージョンが「10」であれば影響を受けないためか、マイクロソフトでは、「9」以前に存在するこの問題については、「修正しない方針」としています。
XPのアップデート終了が近付いているこの時期、やむを得ない対応なのかも知れませんが、「IE10」へのアップデートができない「Windows Vista」以前の利用者は、ローカルディスク上に信頼できないXMLファイルを保存しないなど、独自に回避策を講じなければいけません。
新バージョンへ資源を集中させたいメーカーの思惑と、それに見放された形のユーザーと情報漏洩の危険性、といった構図が具現化した様相です。
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