写真から指紋は盗まれる?生体認証のリスクとスマホ・入退室管理の対策
Pマーク
指紋認証や顔認証は、スマートフォンやパソコンで日常的に利用されるようになりました。
生体認証を安全に業務利用するには、認証方式の特徴と、生体情報の管理方法を理解しておくことが大切です。
生体認証は便利だが万能ではない
指紋や顔は、パスワードと違って簡単に変更することができません。
そのため、生体認証を利用しているからといって、
「端末のセキュリティ対策はこれだけで十分」
とは考えない方がよいでしょう。
業務利用で行いたい対策
十分な長さのPIN・パスコードも設定する
端末を紛失した場合に遠隔ロックできるようにする
重要なクラウドサービスには多要素認証を設定する
退職者・異動者のアクセス権限を速やかに削除する
生体認証情報をどのシステムがどのように保存するか確認する
ことが重要です。
「認証」と「権限管理」は別の問題
本人確認が強固でも、その人に必要以上のアクセス権限が与えられていれば情報漏えいリスクは残ります。
Pマークの安全管理では、
「誰が本人なのか」
だけでなく、
「その人がどの情報までアクセスしてよいのか」
まで考えて管理することが重要です。
写真から指紋が盗まれる可能性はある?
指の表面が十分な精細さで写った写真から指紋を復元する脅威は、研究で指摘されています。ただし、どんな写真でも可能なわけではなく、解像度、撮影条件、認証装置の方式などで成立条件が変わります。写真1枚で現在のすべての認証を突破できる、と受け取らないことが重要です。
入退室管理に使う場合の確認事項
登録する生体情報の種類、保存先、暗号化、管理者権限、保存期間、退職時の削除、機器故障時の代替手段を確認します。スマートフォン内で照合する方式と、企業側のサーバーへ集約する方式では、管理対象が異なります。
生体情報を集める際には、利用目的を明確にして取扱いを確認します。認証精度だけでなく、なりすましへの対策、登録時の本人確認、本人が使えない場合の代替手順まで検討しましょう。
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