通信事業者によるセキュリティサービス市場が堅調
通信事業者によるセキュリティサービス市場が堅調 ? 2012年は前年比7.3％増
Security NEXT – 2012/11/14
IDC Japanは、国内通信事業者が提供するセキュリティサービスの市場規模予測を発表しました。
同社では、2012年におけるセキュリティサービスの市場規模を、前年比7.3％増となる3270億円と予測。2011年から2016年までの年間平均成長率は6.3％を見込んでおり、2016年には4132億円に拡大するとの見通しを示しています。
2009年の経済成長率は-5.53%でした。
2010年は4.44%に上がったものの、2011年には-0.7%と再びマイナス成長に戻っており、2012年の経済見通しも、前半にエコカー補助金による自動車販売の駆け込み需要で押し上げられたにもかかわらず、その後はマイナスが続いて、0.8%に留まるそうです。
そんな中での6?7%成長見込みということは、果たしてセキュリティサービス市場は日本経済動向の牽引車になり得るのでしょうか。
発表によると、その市場規模は3270億円、成長率を見込んだ2016年で4100億円台ですから、10兆円規模の自動車業界の3?4%程度。
とても500兆円のGDPを牽引する、とまでは言えませんね。
それでも、暗い見通しばかりが続いている日本経済関連情報に、久々とも言える景気の良い話は歓迎したいと思います。
でも、その成長の原動力になっているのが、通信サービス利用における不安感である、ということは、やっぱり素直には喜べないニュースのでしょうか。
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