安物買いの…

MS製品70%オフ」で騙す偽サイトに注意 – カード情報の不正利用被害も
Security NEXT – 2013/06/10

日本マイクロソフトの正規代理店を装い、金銭や個人情報を詐取する詐欺サイトが複数発生しているようです。

詐欺サイトを確認したBBソフトサービス(BBSS)によると、確認されただけでも十数件に及び、「Windows」や「Office」を取り扱っていると見せかけ、70%オフなど極端なディスカウント価格で誘惑したうえ、製品を購入しても送信されるプロダクトキーが偽物であったり、購入時に送信したクレジットカード情報が不正に利用されるといった被害が発生している、とのことです。

なぜこの様な「犯罪」が成り立ってしまうのか考えてみると、マイクロソフト社の価格設定が高すぎるという点に、一番の問題があるのではないかと思います。

以前も指摘したことがありますが、例えばOSで見てみると、執筆時点で入手できるWindows8の購入価格は1端末で1万円前後、Windows7も同程度の価格設定となっています。(いずれもAmazon参照)

一方、MacOSX(Mountain Lion)は1,700円で、しかも同一AppleIDであれば、端末が何台あっても追加料金は発生しません。

少し趣は違いますが、Linuxにもなればオープンソースの形態をとっているのですから、言わずもがなです。

勿論、ハード・ソフト一体販売方式のApple製品とソフトウェアメーカーのマイクロソフト製品の価格を単純に比較することに無理はあるかも知れませんが、消費者の立場として感じることは、皆さん共通なのではないでしょうか。

そこに「少しでも安く入手したい」という心理が働くのも、当然と言えましょう。

逆に言えば、マイクロソフトがこのような値段設定をしているからこそ、MacOS、さらにはOpenOfficeやKINGSOFTといったオフィス互換製品の「お手頃感」が際立つ、という効果もあります。

いずれにしても、今回のような「詐欺サイト」が後を絶たない土壌をつくり出しているのは、マイクロソフト社自身なのでしょう。

とは言うものの、この様な状況を放置しておくことはできません。

摘発の方は専門家にお任せするとして、ユーザーとしては自衛の手段を考えなければいけません。

BBSSによれば、今回問題となっているサイトのデザインは、一般的な通販サイトと変わりなく、「オンラインショッピング初心者などは注意が必要」と注意を呼びかけていますが、一方で、個人情報を送信する際の通信が暗号化されていない、特定商取引法による企業情報の記載がないなど、注意深く見れば不審な点が多いということなので、特に「お買い得商品」を購入する際は慎重に、注意事項も読み飛ばすことなく、しっかりと確認してから手続きを行いましょう。

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