プライバシーマーク(Pマーク)コンサルティング会社の選び方~コンサルタントの本音~

こちらも参考にしてください。
【レポート】これを見るまでコンサルタントを雇ってはいけない~コンサルティングの嘘とホンネ

弊社を含め、プライバシーマーク取得・更新支援を行うコンサルティング会社は数多くありますので、いざコンサルティングをお願いしようとしても、どこの会社を選べばいいか悩みますよね。

今回は、プライバシーマークコンサルタントとしてコンサルティング会社を選ぶコツをお教えします。

コンサルタントの顔が見える。
プライバシーマークコンサルティング会社は数多くありますが、ホームページ等できちんとコンサルタントの顔が見えるコンサルティング会社を選びましょう。

顔を出す理由は色々ありますが、顔を出さない理由は大きくは2つです。
1.コンサルティング実績が少ない
2.社内にコンサルタントがいない

1.コンサルティング実績が少ない
実績の少ないコンサルティング会社のホームページでは、コンサルタントの顔を出していないケースが多いです。

コンサルティング実績の有無は、コンサルティングの内容はもちろんのこと、運用マニュアルの精度や取得までの期間、取得後の維持のやりやすさに直接影響します。
コンサルタントを雇うのであれば、上記のことは非常に重要なポイントとなりますので、できる限り実績の多いコンサルティング会社を選ぶ方が無難です。

2.社内にコンサルタントがいない
社内にコンサルタントがいない場合、顔を出したくても出せません。

「え?社内にコンサルタントがいないのにコンサルティングができるの?」と思った方もいらっしゃるかもしれませんが、この業界では、コンサルティング契約を受けた後に、我々のような別のプライバシーマークコンサルティング会社に下請けに投げる、もしくはフリーランスのコンサルタントに委託することで、社内に全くコンサルタントがいない会社が存在します。

上記の場合、マージン料が上乗せされますのでコンサルティング料金が高めに設定されているケースが多いので注意が必要です。
2の「どのコンサルタントが作業を行うのか明確である。」にもつながりますが、誰がコンサルティングを行うかは契約前に確認いただくことをおすすめします。

どのコンサルタントが作業を行うのか明確である。
営業マンとコンサルタントが別々であることケースが少なくありません。

これはシステム会社系列のプライバシーマークコンサルティング会社に多いかもしれません。
会計ソフトで有名なあの会社や、プリンター・デジカメで有名な会社のコンサルティング部門は、営業マンとコンサルタントは完全に別となっています。

御社が連絡して訪問してくるのは、営業マンであってコンサルタントではありません。
この様な場合は、出来る限り初回訪問以後は顔合わせのためにコンサルタントに同席してもらいましょう。
やはり人と人なので、御社の担当者とコンサルタントが合わないことも充分考えられるので、必ず誰が担当するコンサルタントなのかを明確にしてから契約しましょう。

また、1でも書きましたが社内にコンサルタントがいない場合もあることにご注意ください。

コンサルティングスタンスが明確である。
コンサルティングの方向性も確認しておきましょう。

具体的に言うと、
1.プライバシーマーク構築を、コンサルタント主導で行うのか?御社が主導で行うのか?
コンサルタント主導で行う場合は、御社でやる作業が減りますので楽です。
コンサルタントを雇って良かったと直接実感頂けると思います。
しかしながら、コンサルタント主導では、御社自らの行動が伴わない場合、ノウハウが身につかないケースもあるかもしれません。

ちなみに弊社は特に指定がなければ、コンサルタント主導です。
お忙しい社長様やご担当者の代わりに出来る限り、我々が作業を行うようにしています。

2.現状のセキュリティ設備のままで行うのか?追加で導入するのか?
本来、プライバシーマークは現状の設備のままで取得出来ます。特に追加購入はいりません。
しかしながら、コンサルティング会社によっては、自社のセキュリティソフトや設備の導入を勧めるケースがあります。

コンサルティング会社の多くがメーカーと契約しており、ソフトや設備を購入して頂けるとマージンがもらえる仕組みとなっているためです。
コンサルタントが勧めるものが実はプライバシーマーク取得には必須ではなく、本来は不要な設備投資を勧めてくるケースがあることも知っておいてください。

3.指摘事項対応はどこまでやってくれるのか?
プライバシーマークを取得する為には、現地審査を受ける必要があります。
現地審査では、御社のセキュリティルールがプライバシーマークの取得基準に達していない点を指摘されます。

その指摘を「指摘事項」というのですが、実はコンサルティング会社によっては、この指摘事項の対応は別途料金がかかる場合があります。
また、指摘事項の対応はアドバイスのみで、実作業が含まれていないということもあります。

指摘事項対応は、コンサルティングの実績がないコンサルタントでは対応が難しく、コンサルタントとしては出来るだけ作業したくないというのが本音なのです。

尚、弊社は指摘事項対応は実作業を含めて全てフォローしていますのでご安心ください。

質問の回答に対して具体的な事例を出して説明できる。
実績の多いコンサルタントほど過去の事例を出して説明が出来ますので、質問の回答がより具体的になります。
逆に実績のないコンサルタントは質問に対してきちんとした回答が出来ない場合が多いです。

質問に対して、
大丈夫だと「思います」問題ないと「思います」
と「思います」を繰り返すコンサルタントはあまり良くありません。

過去に事例や具体例を挙げて、このようなケースでは、大丈夫「です。」問題「ありません。」
とはっきり答えられるコンサルタントを選びましょう。

尚、コンサルタントの作業量によってコンサルティング料金も変わります。
当然ながら、コンサルタントの作業量が多くなればなるほど料金が高くなります。逆に御社主導でコンサルタントの作業量が減れば料金は安くなります。
御社が求めるコンサルティングはどのようなコンサルティングでしょうか?
きちんとコンサルティング会社に確認を取ることをお勧めします。

Pマーク取得セミナーを開催します
 

Pマークは難しいと誤解していませんか?

Pマークの取得を検討している方の多くが、Pマークについて誤解をしています。実はPマークの取得は決して難しいものではありません。

コンサルタントとして本当は教えたくない「Pマークって実はこうすれば楽にかんたんに取得できる方法」について解説します。

セミナーの詳細や日程については下記よりご参照ください。

The following two tabs change content below.
酒井 教彰

酒井 教彰

2003年より大手コンサルティング会社所属コンサルタントとしてプライバシーマーク及びISO規格コンサルティング携わり、2010年以降、独立コンサルタントとして数多くのプライバシーマーク取得に携わる。 現在までに導入から取得まで一貫して携わったプライバシーマークコンサルティング実績350社以上。 30代コンサルタントとして国内トップクラスの実績を持つ。 大手会社のコンサルティングをメインとしてた会社所属コンサルタント時代とは違い、自身が中小企業経営者の立場となった経験を踏まえ、業務の忙しい中小企業でも「片手間で、兼業担当者1人いれば取得できる」スリム化されたコンサルティングをモットーとしている。

コメントする

*
*
* (公開されません)